山田

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期の山田のネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

Part IIIは観た記憶がかなり朧げでこのバージョンは初めて観たけど、滅茶苦茶面白かったぞ。
ソフィア・コッポラの大根演技は中々のもので正直擁護し難いのだが、名優揃いの中で浮きまくる彼女の素人感・浮世離れ感を敢えて狙っていたのなら、流石の父コッポラ。まあシンプルに親バカなんだろうけど。
マイケルの慟哭のシーンには泣かされた。改心したと思った途端に残されていた希望を失った訳だから、やっぱり辛い。
ハラハラさせられるシーンが満載なのも良かった。戦慄の絆よろしく一卵性双生児のボディーガードが意外と無能だったり、殺し屋親子のパパが超演技派な殺しテクを披露してくれたり、ドン・アルトベッロの予期せぬ一言でコニーが毒入りと知りながらカンノーリを齧らされたり、他にも面白ポイントが盛り沢山でコッポラのサービス精神を感じた。
本作の登場人物は基本的に思ったことを全て口に出すので、Ⅰ, Ⅱにあった奥ゆかしさや頭脳戦の面白さは薄れたが、ⅢにはⅢにしかない良さがあるということで良いんじゃないか?
山田

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