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浜の朝日の嘘つきどもとのOSHOのレビュー・感想・評価

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)
2.8
若い女の子が田舎の古びた映画館を立て直すストーリーは面白い。
それに、東日本大震災や新型コロナを絡めれば感動作になるかな…
そのアイデアだけで作った映画という感じ。

それ以外のストーリー設定はかなり無理矢理。脚本が全然こなれてない。社会のしくみをまったくわかってない人が脚本を書いたのか…

たぶん企画段階では、サイドストーリーだった大久保佳代子演じる高校教師と高畑充希のエピソードがメインのストーリーになってしまっているし、そのパートはそんなには悪くはないけど…とはいえ、乳癌で殺す流れも安易だよね。主題は「映画館の存続」の筈なのに…

高校生役も違和感のない高畑充希さんの演技力は素晴らしいし、大久保佳代子さんの教師役も意外と大ハマリだったけど、役者陣もそこまで。
田舎の素朴なおじさんの役を、お喋りが上手い江戸落語の噺家にさせてはダメでしょ。

あと、凄く不自然な感じのエンディングだったので調べたらテレビ版の伏線になっていたのね。伏線を張るにしろ、もう少し自然に作らないと…
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