ヒッチハイクってさあ…、日本人はあんまやらんと思うんやけど、乗る方も乗せる方も、恐んわいなあ。恐いじゃ足らず、小さい「ん」を入れました。
本作はどしゃ降りの中、親切心で乗せたおっちゃんが、やべぇヤツでいきなり殺されそうになるところを辛くも逃げおおせた青年が、その後、ずっとおっちゃんにつきまとわれる青年の悪夢。
スリラーにカテゴライズされているが、おっちゃんの神出鬼没さは、もはやホラー。燃やされそうになるわ、逆に犯罪者にしたてあげられるわ、マジで恐怖。
ほんまに、GPSも無い時代に、何で行く先々におっちゃんは現れるのか、何でしつこくしてくるのか、訳もわからないまま、逃げる青年。恐んわい。
マ、マジすか！？て思わず声に出すくらいの、終盤の容赦ないスーパードライな事件をきっかけに、覚醒する青年。
もう、そっからは死闘。
身元不明遺体の事をジョン・ドゥと呼ぶが、それのヒッチハイカー版、ジョン・ライダー。演じたルトガー・ハウアーの渋さと気味悪さの混在ぶりや良し。
恐オモロかった～。
