hoshikazukanjo

天空の結婚式のhoshikazukanjoのネタバレレビュー・内容・結末

天空の結婚式(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

教会炎上後から突如はじまる怒涛の展開にやっつけ仕事感が隠しきれてない。こういう作品を見るたびに、そうだよね映画作りって難しいよね…と謎同情してしまう。こんなにも色々すっ飛ばしはじめる映画久しぶりだったので逆に面白体験。
でもあのフラッシュモブ、傘使ったりやたら凝っていて笑った。あれ絶対監督のやりたかったことじゃん…。
舞台の映画化で、そもそも監督自体が演劇出身とのこと。それにしても、あの最後のミュージカルに繋げる流れを一生懸命考えたものの色々破綻して放棄した感が半端ない。とりあえずあのミュージカルだけは絶対やるぞという気概は褒めたい。

🔽実際に脚本ですごい悩んだそう…
https://news.yahoo.co.jp/articles/27cc4025595378ad454af1e92b18f157fe839c20

ゲイカップルが結婚するため田舎で暮らす両親に挨拶に行くものの、なかなか認めてもらえず…という話。
なんだろう、テーマとは裏腹に、細かいところにステレオタイプを感じるというか、古いなと思うところがいくつか。
アントニオの母も息子達の結婚に賛同してくれるものの、見せ物として扱ってる感があり怖い。自分の欲望のために子ども育ててなかったか心配になる。母だけでなく市議員も、ゲイカップルを通じて好感度・利益を得ようとしてる感じが怖い。
まあでもはなから差別してる立場よりはまだましか…?でもこういう利用すらもなくなれば良いよね、という気持ち。

冒頭の「夢カメラ」(※パオロ視点の映像)は良かったね
hoshikazukanjo

hoshikazukanjo