天空の結婚式の作品情報・感想・評価

上映館(2館)

「天空の結婚式」に投稿された感想・評価

「天空の城ラピュタ」のモデルとなったイタリアの分離集落「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」を舞台にゲイカップルの結婚式を巡る大騒動を描いたオフ・ブロードウェイの大ヒット舞台劇「My Big Gay Italian Wedding」を映画化した本作は、笑いを交えて同性愛をなかなか認められない親世代と新しい価値観とありのままに生きようとする若者世代のギャップを交え、互いに認め合うことの素晴らしさを描く。
舞台となっているイタリアでは2016年に同性カップルの結婚に準ずる権利を認める「シビル・ユニオン」法が下院議会で可決されたとのことで、そのことが切っ掛けとなって本作が生まれたらしい。
物語はベルリンで主人公のアントニオが役者仲間のパオロにプロポーズするところから幕開けする。
二人は結婚を決意し、夫々の親に報告と結婚式に出てもらう為に実家に里帰りするのだが…
この二人の里帰りには金魚のフンのような余計な同行者もいたりして、同性愛を理解しようとしない親とのいざこざを更にややこしくする。
唯一彼らを理解して後押しするのがアントニオの母アンナなのだが、彼女は息子の一世一代の晴れ舞台をより華やかなものになるよう色々と画策していく。
ところが世の中そんなにスンナリいくものではなく、様々な難題やトラブルが発生して前途多難、果たして「天空の村」での華燭の宴は開催されるのか?
本作を観ていると、同性愛ではないが結婚式を挙げるまでの家族騒動を描いた「マンマ・ミーア!」を思い出す。
「マンマ・ミーア!」はエーゲ海に浮かぶギリシャの小島を舞台にしていたが、本作も同様に風光明媚な場所で明るくドラマが繰り広げられているので、或る意味、本作は天空版「マンマ・ミーア!」と言えるかもしれない。
sally

sallyの感想・評価

4.1
2人の王子が恋に落ちる
いちばん好きだったのはシンデレラ
素敵な王子様にうっとりした
真実の愛は、正当でしかない
正気でない者が革命を起こす
考え過ぎては何も変わらない

愛し合うすべての人たちを祝福する、
結婚式は最高の日。

王が彼らの結婚を認める。
それが、現代版のシンデレラ。

ずっと、ありのままでいればいい。

イタリア映画らしい、自由奔放で賑やかなラブコメディ。

教会が燃えても、2人の愛が灰になることはない。誰を、何を好きでいたっていい。どうして間違いだと言えるだろう?堂々と愛を伝えられる世界になりますように。

母の覚悟には息子への深い愛を感じた。

ベェ〜ネ!
イタリア映画特有の若干の構成の雑さを感じた映画だった草 最後のミュージカルは正直意味わかんないwwwアントニオがイケメンで眼福だったけどなんかパウロと合ってない感あったそこらへんの役者選びもイタリアっぽさやな草 もう一回はないかなたまにはこういうよくわからん映画もいいのかなあでも1500は高いよぉまあ恵比寿ガーデンシネマだからまるい笑
これ、どんな映画か知らない人が観たら冒頭の主人公の究極のノロケ台詞にメロメロになっちゃうんだろうな。主人公やけにイケメンだし。
しかし予告編を観ている私達は知っている。この主人公が恋をしている相手はムサイおっさんだということを!
まあ別にゲイのイケメンの相手が美男子である必要はないのだがやはりかなりの違和感を感じてしまう。その為かこのカップルを観てもどこか不自然でリアリティに欠けてしまってる。
そんなカップルがイタリアの主人公の家族に結婚のご報告に行くのだがここでもやはりお母さんは理解が早い。対する父親は強く反対はしないがどこか釈然としない。
それもそのはずこの父親少し前からこの村の村長として問題を山ほど抱えているのだ!
そして帰省したのはこのカップルだけではない。何故かパートナーのお姉さんもお泊まりに。何故?そしてこのカップルの前に突如現れた謎のおっさん。
こうしてどたばた要素が揃ってさあ物語は本番へ!
となるはずだったが油断したせいか久しぶりにやってしまった(汗)
後半完全に眠りの世界に引きずりこまれ起きたらお姉さんが意気揚々と歌い出していた。
そしてそれがラストシーンだった。。。
eminu

eminuの感想・評価

3.3
これからどこでもありそうな問題だな…
ロケーション(チヴィタ・デ・バレニージョ)の美しさと彼らのハッピーさで、ほっこり幸せな気分に。
行ってみたい場所に。
あきら

あきらの感想・評価

3.5
LGBTモノとなると”ミッドナイト・スワン”(2020)や”チョコレート・ドーナツ”(2012)のように、どちらかというと悲劇で終わりがちなのが、さすがイタリア映画、途中の展開にはいくつか???なところもあるけど、あのエンディングはそれまで散々散らかした伏線をこう回収するのか!と想像もしなかったその変化球が逆に新鮮で、観てるこっちも思わず体が動き出すとても素敵な大団円。
とてもほっこりする映画でした。
舞台はイタリアのチヴィタ・ディ・バニョレージョ。

『天空の城ラピュタ』のモデルとも言われてまして(確かに縦横に入り組んだアーチがそれっぽい)、

個人的には『マスターキートン』11巻「鉄の砦」の舞台として使われていた場所としての印象があります。

美しい観光地でもあるんだけど、要塞都市としての一面もある。
しかも2500年以上前に作られた町。

そこを舞台に人類のアプデ案件を描くコメディ映画です。


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『天空の結婚式』四コマ映画→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2620


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ライトなコメディ映画、という皮を被ってますけど
なかなか芯の通った力強い映画でしたね。


原作は2003年初演の舞台『My Big Gay Italian Wedding』。

16年前のものですが現在まで断続的に上演されて
おそらくその都度アップデートされてるでしょうし、
この映画も明らかに今日的なアップデートがなされているのがわかる話の展開になっています。


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主役というか、話の主軸はお父さんですね。

演じたディエゴ・アバタントゥオーノの演技が素晴らしいですし、実際今作の演技で助演男優賞候補になっているとのこと。

イタリアでは有名な実力派俳優でもあり、コメディアンでもあるんですね。
だから顔は死ぬほど怖いんですけど、かわいらしくて面白いんですよ。

このお父さんは村の村長さん。
リベラルな考えの持ち主で変化を否定しない人物。

しかし、息子が男と結婚!となると急に差別発言連発で堂々と思考停止しちゃう。

ホントは息子を受け入れたいのに、それが難しい、、、という人物。


***


この映画はもちろんアントニオとパオロの2人の話なんだけど
描きたいのは、周囲の人物の受容過程。

(最終的にはその点も含めて批評的に描かれます)


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こういうタイプの映画でありがちな〝融和〟じゃないのがすごく良いです。


異文化とか異人種とか異なる宗教とかの対立と融和を描くとき、

お互いをよく理解することで融和しました、あ〜良かったねっていう映画、よくあるんですけど。


この映画はそうではない。

無理ですからね。
「全ての事象」について深く知ったり、
「全ての属性を持っている人」とゆっくり語り合うなんて、物理的に無理なことなので。
よくわかんないから拒絶する、という理屈は成立しない。

この映画はそうしない。

これがとても良い。
どういう感じなのかは本編を観てくださいな。


そもそも〝成人〟が〝お互いに〟決めた結婚に対して許すも許さないもないんよね。。。



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ラストの展開がこの映画のほんとの肝なんですけど、、
やっぱラストのことなんで書くわけにいかないんですよね。。。

結構、痛快。痛烈。
「てめーら関係ねえからっ!」ってことですかね。

あ、もうちょっと丁寧な言葉で言い換えますと、、
「大事なのは2人の気持ち♡」ってことですね。



大好きだし、ものすごく納得の展開とラストの締め!



ラストネタバレはコメント欄に。




『天空の結婚式』四コマ映画→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2620
みえ

みえの感想・評価

3.3
最後無理やり終わらせた?あの元カノ出過ぎで最後腑に落ちない終わり方だった、、、もっといい映画にできたと思う、、
わるた

わるたの感想・評価

3.3
マンマ強し。
イタリアの小さな村でもだいぶゲイに寛容になってきているのが感慨深い。聖職者まで!
もとは舞台作品であったのを映画にリメイクとあって、演出の所々に演劇みを感じた。
作中の父親のミュージカル嫌いはセルフツッコミだったのかも知れない。
クライマックスの展開は唐突だったが、全体的にはほのぼのした
同性カップルゆえの障害を乗り越え、晴れて法的に結ばれる二人なわけだが、障害のハードルがおそろしく低く、イタリア人だからなのか何なのかよくわからない。軽く、深刻無視に徹する姿勢は素直に好感が持てる。自称元カノの扱いが酷いのもよい。
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