このレビューはネタバレを含みます
2009年の『エスター』の前日譚。
前作撮影当時12歳だったイザベル・ファーマンも26歳に。作中では変わらず少女エスターを演じることになるが、周囲の役者に厚底ブーツを履かせて身長差をつける等の撮影技術でちゃんと少女のままに見えるように出来ている。
むしろ、年齢が不釣り合いな顔貌と身体は前作以上に役柄に合っていた。
イザベル・ファーマンは162cmと決して背が低いわけではないので、相当頑張ったんだろうな…。
前日譚という時点でエスターが勝利するのは確定事項だが、家族側も中々のイカレっぷりで飽きずに楽しめた。
母親エスター以上に狂ってないか？
正体がバレたら終わりではなく、バレてからが本番。女同士の熾烈なマウンティングの応酬はかなり笑えた。
サイコホラーというよりコメディに振り切った作品と思えば満足。
