当時12歳で“エスター”を演じたイザベル・ファーマンが25歳で再び同役を演じたことに衝撃を受けたエスターの前日譚。
当時から幼さの中にも大人の雰囲気を纏っていたイザベル・ファーマンの魅力は恐ろしいのだが、13年経った今でも若干の違和感だけはあるものの、観ているうちにそれも消えた。エスターが普通にエスターしてた。
エスターの人物像が既に認知された脳で鑑賞する訳だが、ちゃんと衝撃的な展開も用意されてたので前半戦と後半戦では味が変化して楽しめた。
ただ前作程のホラー要素はなく、サスペンス要素が濃く、エスターが取り入った家族かエスターかどっちを応援すればいいのか迷ってしまう。その点感情移入できないのでハラハラは半減。
天才的な詐欺師の顔を持つエスターだが、感情に行動を左右されがちで、そういうところは妙に子供らしいので不気味。
エスターのバックボーンを知れる作品になってるし衝撃展開もあるから2度観たくなるし、前作エスターももう一度観たいと思う。
