Preparations to Be Together for an Unknown Period of Time(英題)を配信している動画配信サービス

『Preparations to Be Together for an Unknown Period of Time(英題)』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

Preparations to Be Together for an Unknown Period of Time(英題)

Preparations to Be Together for an Unknown Period of Time(英題)が配信されているサービス一覧

『Preparations to Be Together for an Unknown Period of Time(英題)』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

Preparations to Be Together for an Unknown Period of Time(英題)が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM

『Preparations to Be Together for an Unknown Period of Time(英題)』に投稿された感想・評価

[ハンガリー、一目惚れの魔法] 90点

大傑作。40歳の脳神経外科医マールタは恋に落ちた。ニュージャージーで行われた学会で出会ったハンガリー人医師の男と運命的な出会いを果たした彼女は、アメリカでの輝かしいキャリアを捨て、20年ぶりに故国ハンガリーの地を踏む。男の名前はドレクスレル・ヤーノシュ。待ち合わせ場所に現れなかった彼を追って勤務先の病院へ行くと、彼はマールタを知らないと言う。ニュージャージーで『ビフォア・サンライズ』な夜を過ごして、一ヶ月後に自由橋で再会しようと言ったじゃないか!彼女はアメリカへの帰国を取りやめ、故国の病院で働き始める。ヤノーシュのいる医科大学の受付が手書きノートを持った老人だったり、ありえない量の患者が一人の医師をめがけて押し寄せたり(他の手の空いてる医師は診察に参加しない?)アメリカとのカルチャーギャップもあり、成功した若い女医ということで地元の老人医師たちからは目の敵にされるなどもありながら、仕事をこなしつつヤーノシュへの届かぬ思いを捏ね繰り回し続ける。

彼女のストーカーまがいの執念は、"身を滅ぼすほど"という形容が正しいとも思えるほど激しく狂気的だ。それっぽいシルエットをタクシーで追っていったら全然別の人だったり、Youtubeで少年時代の歌唱コンクールの映像を眺めたりとすさまじい行動力だ。しかし、彼女が精神科医と交わす自身の心情についての説明は実に理路整然としていて、俯瞰的な視点を物語に与えている。映画は更に俯瞰的に彼女の行動を観察しているのだが、ふとした瞬間に彼女が独りであることを提示するショットの冷徹さには身震いする。後にヤーノシュと家具屋を訪れ、二人で同じソファに座るという疑似新生活的妄想を経て、一度夢が散った後で購入し、それに沈み込むシーンの悲しさたるや。

本作品には窓越しに何か/誰かを見るショットが多い。そして、その中では基本的に目線が交差しない。しかし、マールタとヤーノシュが初めて互いを意識し始めた頃に、二人の視線が交わる瞬間が訪れる。帰り際に道路の向こう側でマールタを待っていたヤーノシュが彼女の姿を捉えると、マールタは道路を渡らずにそのまま手前の歩道を歩き始める。それに併せるようにヤーノシュも向かい側の歩道を歩き始める。視線と動作が絡まり合うという甘美なる時間だ。同時にそれは、視線や動作が合致しなくなるかもしれない未来への不安とも強固に結びつき、近付きたいけど近付かないという微妙な距離感がどちらにも転べなくなるもどかしさも含んでいる。

こうなるならサンダーバードを愛すべきだった
少なくとも春になれば啼き返してくれるから
そして私は目を閉じ、世界は死滅した
(頭の中であなたを作り上げてしまったんだ)

これは冒頭で登場するのはシルヴィア・プラスの"狂女の恋文"の一節である。決して振り返らない恋人を思いながら絶望する狂女=本人を詠った詩で、それはマールタにも通ずる部分がある。あのセス・ローゲンにしか見えないヤーノシュが微笑むという『シモン・マグス』のジュリー・デラルム的なシーンで終わりにしておけば満点だったものを…
GreenT
1.0
そんだけ?!って拍子抜けする映画でした。

マルタって女性は脳外科医?神経外科医?ハンガリー出身なんだけど、アメリカのニュージャージーの病院に勤めていた。ある医者のコンフェレンスでヤノスという同じ分野の医者と知り合い、1か月後に故郷ブダペストのお気に入りの橋で再会する約束をする。

ヤノスが待ち合わせに現れないので、マルタは彼が勤める病院に会いに行くのだが、ヤノスは「君とは逢ったこともない」という・・・

マルタは後で精神科医にかかるのですが、そのセラピーの中で、「この人が私の赤い糸と確信し、ニュージャージーの仕事もなにも辞めて橋に行ったのに・・・」って言うんですよ!

ニュージャージーでどんな熱い夜を過ごしたのか、全く描かれないけど、電話番号も交換しなかった相手と、外国で再会しようねって口約束だけして、そんで仕事とか全部辞めて行く?普通?!

まあ「この女頭おかしい!」っていうミスリードしているのかもしれんが・・・

なのでマルタは、ヤノスの勤める病院に自分も脳外科医として勤め始める。

この人恋愛は頭おかしいんじゃ?って思うけど、医者としては優秀らしく、最初は「ニュージャージー帰りで気取りやがって」みたいだった他の医者たちにも認められていく。

脳の手術のシーンが、頭開けて手術しながら、患者は意識があって、会話をしながら手術するって知ってました?!患者が変なことを言い始めたら手術を辞めるみたい。すげー不気味だった!

まあそれはいいんだけど、ヤノスはマルタと逢ったこともないと言うので、マルタは自分の妄想なのか?と思い、精神科医にかかり始めるのですが、マルタのメイルボックスにヤノスからのメモがあったり、要するに映画的には「これはマルタの妄想なのか?それとも・・・」ってミステリーが面白いはずなんです。

もし、ヤノスがウソを付いているのなら、その理由はなにか?とか、ヤノスは本当に実在するのか?とか脳外科/神経外科だから手術されちゃったの?!とかいろーんなことを考えるじゃないですか・・・・それが・・・

そんだけ?!

ってヤツなのですが、意外と高評価している人もiMDbには多くて、そういう人たちは、「話はどーでも、雰囲気のある映画だった」と言ってました。

ネタバレはコメント欄で!
終始ミステリアスで色々考えたり予想しながら観ていたら映画が終わっていた。あれ?と思ったらエンドクレジットが流れて置いてきぼりにされてしまいました。