ためにはなるが、面白くはない。話がまとまっていないというか、テーマもなく様々な話を継ぎ接ぎするところが多く散らばっている印象。下手なんじゃないかと思ってしまった。スタントマンの仕事がいかに過酷か、状況的残酷さに加えて俳優とは違い歳をとってしまうと辞めざるを得なくなってしまう無情さ。そしてスタントウーマンたちが受けてきた性差別などが描かれているのだけど、この題材ならスタントマンでも良くて男性優位のスタント業界にいる女性たちはどのような扱いを受けてきたのかという視点をメインで詳しく描いてほしかった。所々「あなた誰？」ってなる人がいるのも良くないと思う。米では有名なのかもしれない、いや僕の勉強不足かもしれないが。そして字幕が不親切すぎる。『エージェント・オブ・シールド』を『シールド』と略していたし、スタントウーマンたちの名前と登場作品が書いてあるのに日本語訳されているのは名前だけ。『ようこそ映画音響の世界へ』では作品名も出ていたと思うのだが。映画史家の人は名前も出されず肩書きのみの紹介。スタントウーマンたちが話している女優たちの名前もフルネームで書いてくれないので「ヘレン」とだけ書かれてもどのヘレンかこっちは分かりません。あと「〇〇だわ」とか「〇〇なのよ」なども気になった。
