プロデューサーにアントワーン・フークアの名前があった。
面白かったが、これは劇中の登場人物同様観る側もめっちゃくちゃ忙しい!🤣🤣しかしめちゃ楽しい!
目まぐるしく変わるシーン、軽妙な会話の応酬、誰もが主役級豪華キャスト個性豊かなキャラクターたち、怒濤のアクション、ガン見必至、行く末に見えたものは…
登場人物全員にストーリーがあり、それが絡み合ってくるから整理しながらの鑑賞になった。
その感覚はタランティーノやガイリッチーのあの感じに近い。私はその二者の作品はあまり得意ではないが、これは心地よい疲労感、楽しかった。
ブラッド・ピットが演じるレディバグが不運、高速列車に殺し屋が集まっちゃって大変なことになる……という事前情報のみの状態で観た。
原作本を読もうと入手はしたが鑑賞後に読むつもり(※後日読了)。
この人はアレだからアレで……と考えているとスピーディーでバンバン移り変わるシーンと、ファンタジックに誇張された日本描写、笑いとシュールさ混ざった会話劇、怒涛のアクション、日本人ならではの土地勘ギャップetc…どんどん視界と脳に飛び込んでくる。
もうこれは流れに身を任せて見ようとしてると最後に「おおそうか!」となる心地よさを味わう。
悲惨すぎる高速列車(感覚としては「のぞみ」ではなく「ひかり」っぽい)乗車の数時間、密室内でこれだけいろんなことが起こり、キャラの裏側がわかり、数々のストーリーが1つに収束していくのは本当に楽しい。
一回観ただけだとあの人はなぜ?と思うところがあって(見落としたかも)、もう一度観たい衝動に駆られる。
よくもまあ、ここまで交通整理が必要な話をまとめあげたな……というのが正直なところ。
デヴィッド・リーチ監督の「軽めのノリとスピーディーアクションと流血凄惨シーンのミックス」健在。
豪華キャストで、そんなところにあんな人!?も贅沢に使い、軽やか賑やか、大惨事も終わりキッチリ。
監督は脚色された脚本を読んだ後に原作を読んだらしいので、わたしも原作読もう(※後日原作読了、ラストと一部のキャラクターの行く末が違う。特に王子のキャラクターが全然違う)。
日本描写については監督も「誇張した日本」って言ってるからね、あれでいいんだ。
ブラッド・ピットだって何度も日本来てるし他作では日本の描き方をアドバイスする立場の真田広之も出てる上でのあえての誇張だもんね。(米原を出す辺り渋いチョイスだなとは思った)
あの高速列車、以前偶然乗ってビックリした「ハローキティ新幹線」に近いものがあった🤣
あと、アーロン・テイラー=ジョンソンの3ピーススーツ姿がキマりすぎてとても美しくカッコよかった。原作で超ハンサムキャラだったのでキャスティングに納得。
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