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ブレット・トレインのliamのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.8

監督は「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」のデヴィッド・リーチ。主演は「ザ・ロストシティ」のブラッド・ピット。出演は「ザ・プリンセス」のジョーイ・キング、「キングスマン:ファースト・エージェント」のアーロン・テイラー=ジョンソン、「エターナルズ」のブライアン・タイリー・ヘンリーなど。

あるブリーフケースを盗むよう謎の女性から指令を受け、東京発京都行の高速列車に乗り込んだ殺し屋・レディバグ(ブラッド・ピット)。ブリーフケースを奪って降りるだけの簡単な任務のはずだったが、疾走する車内で次々に殺し屋たちと遭遇してしまう。襲い掛かってくる彼らと訳も分からぬまま死闘を繰り広げる中、次第に殺し屋たちとの過去の因縁が浮かび上がってくる。

伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」が原作。幼い時原作を読んだ時にはあまり面白く感じなかったが、今作は大分面白く感じた。

とにかく設定は破茶滅茶で、ド派手さが売りの映画。ストーリーはとんでもないけど、これぐらい突き抜けて馬鹿な映画はやはり面白い。またアクションも銃撃戦だけではないので、見応えがあった。

ただそんな中にも上手く作られている要素があり、沢山ある会話の中に登場人物の人間性であったり、これからのストーリーに関わる点が散りばめられている。
だから後で展開していく中で、あれがここの伏線なのかという気づきを得ることができる。また一見バラバラなストーリーが、最終的に1つにまとまっていくのは気持ちが良い。
ただ話はぶっ飛んでいるので、伏線なんか気にしなくてもいいっちゃいいと思ってしまうけど。笑

舞台が日本なのは嬉しいんだけど、やはりハリウッドから見たとんでもない日本にはなっている。笑 ただ新横浜駅とかでのアナウンスがリアルだったのは笑った。笑

当時人物が非常に個性的なのも特徴。その中でも機関車トーマスが大好きなレモンは好き。あのお茶目な感じは凄い良かったし、演じている俳優さんも好きになった。

パワフルなアクションととんでもない展開が魅力のコメディ映画。

2回目 2023/4/30
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