走馬灯のような2時間だった。
それなりの歳月を生きてしまうと、その道程が存在する。
人は前に向かってしか生きられないけど、何かの拍子にその道程を振り返る瞬間がある。
そんなお話。
懐かしくて、ちょっと苦しく寂しい気持ち。
鼻の奥の方が、ツンとするあの感じ。
「思い出つくるために生きてるわけじゃないんだぜ!」なんて思ってたけど、今、この歳になったからなんとなく分かることもあったりしてため息をつきながら、咀嚼しているところです。
どちらかというと30過ぎたあたりの人向けの作品かなと思ったけど、
若い子が観て何だか分からなくても10年ごとか20年後に思い出すんじゃないかな。
Netflixと劇場同時公開ということで、どちらで観るかって話になると思うけど、作品を浴びるという意味では整った環境の方がいいに決まってるので劇場で、その後、独り夜中に見返して涙するも良いのではないかしら。
時代をまたいでいるので、音楽やファッション、文化の変化にアラフォーくらいからは反応しちゃうと思います。
渋谷の今はライブハウスになってるあの映画館がうつっただけでテンション上がっちゃったわ。