メイマーツインズ

ボクたちはみんな大人になれなかったのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

2.5
《すべてが今の自分に繋がっている》


秋も深まり、人肌恋しい季節に。
前回レビュー作品で、ちょっと感傷的になってしまい…
人生を振り返る40代の男を描いていて、自分世代にオススメということで選んでみた。
Netflixオリジナル作品。


思い出が詰まった1990年代。
東京に憧れ、初めて上京した1993年。
渋谷・円山町のボロアパートで1年間過ごしたのを思い出す…
ホテル街のど真ん中。中年男性と女子高生の2人組をよく見かけたもので、日常的な光景だった。
早朝の渋谷は、カラスの街だった印象が残っている(苦笑)

40代になると、たまに自分の人生の足跡を辿りたくなる…
円山町も整理され、あの頃に比べるとすっかり変わっている。
そういえば、ストリップの道頓堀劇場はまだあるなぁ…(笑)

この作品は、40代の主人公がSNSで昔の彼女と繋がり、人生を振り返るストーリー展開。
とてもエモーショナルな内容なのに、構成が良いとはいえず、演出も間延びしていてテンポが悪い。
役者の持ち味もあまり生かされていない。
だから自分的にドンピシャな1990年代を中心にした物語なのに、ノスタルジックな気持ちにさせてくれないのが残念…

”花束みたいな恋をした〟の土井裕泰監督なら、どんな作品になっていただろう…🤔

森義仁監督のデビュー作品ということで、次回作に期待したい。