相変わらず面白い！
今回の敵は人類の8割が持つ“個性”を疫病と考え、人類の浄化を目的とするオウム真理教みたいなカルト集団。
彼らの仕掛けた個性持ちだけを虐殺する爆弾を、世界に散ったヒーローチームが探す。
しかしこれは物語の背景。
本筋は、カバンの取り違えというありがちなシチュエーションから、教団の秘密を握ってしまった少年ロディを、デクが守りながら爆弾コントロールルームがある教団の秘密本部にたどり着くと言う、バディもののロードムービー。
カルト思想に走る動機を、社会からの強烈な疎外感にしていたり、ロディの住む貧しいスラムにはヒーローが来たことがないなど、社会的なリアリティを盛り込みながら、「友情・努力・勝利」という王道方程式へと収束させてゆく手際の良さはさすが。
肝心のアクションも、質・ボリューム共に見応え十分。
ほとんどエフェクトアニメーションの見本市の様だが、これ素材集にしたら売れると思うw
デクとロディの物語がギュッと濃縮されてる分、他のキャラの出番が少なかったけど、その辺は次回に期待。
