にく

ホムンクルスのにくのレビュー・感想・評価

ホムンクルス(2021年製作の映画)
2.0
清水崇『ホムンクルス』(21)。せめてCGにもう少し予算を割くべき。内野聖陽のヤクザの親分演技ははっきりと大根。綾野剛と成田凌の2人の(拙い)演技合戦では全く間がもたない。あれだけ韓国がNetflixで傑作映画・ドラマを次々と世に送り出しているのに清水崇をもってしてもこの体たらく。がっかり。
 気になったのはDAY1、DAY2とかいう一週間の表記とリングとらせん状の記号の露骨な挿入でー貞子を召喚したかったのか?ーその割に、男2人のドラマに終始し、女性原理が一つも作動しなかったことだ。原作あってのことだけど、そこからの逸脱ついでに、落合正幸の『催眠』みたいなオチがあればなぁ。
 まぁ砂女が多少頑張ってはいた。
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