いで

くれなずめのいでのレビュー・感想・評価

くれなずめ(2021年製作の映画)
4.2
何となく久しぶりに集まった仲間がふとした瞬間に亡くなった友達の事を思い出して、、、みたいな話かと思ってたらガッツリファンタジーだった。

さえない男子の身内ネタやわちゃわちゃ感は「あの頃。」に少し似てるかも。それに後半なかなかクセのあるファンタジー描写があるので、結構苦手な人もいるかも。

少し疎遠になった友人が亡くなった事でみんな思い出をちょっと美化したり、大した事ない事にちょっとした罪悪感を持ってしまっていて、それを少しずつ解きほぐしていって最後はちゃんと心の区切りをつける話かな。

藤原季節さんが駅の階段で先輩に「お菓子もらいに来た人みたいになっちゃって」みたいなこと言うシーンや同じシチュエーションが繰り返される2回目とかかなり泣かされた。

ラストのくれなずんでいく景色も良かった。
あと前田敦子さんがそんなに出番は多くないけど、いい仕事してた

2回目はコメンタリーを聴きながらの鑑賞にしたのだけど、ちょっと自分にはまだ難しいかも。確かに面白いところもあったけど、あんまり映画自体が入ってこないし、映画の音が大きくなるとコメンタリーが聞こえなくなる。逆に映画が静かなシーンでコメンタリーが盛り上がったりすると、イヤホンで聞いてるとは言え周りが気になってしまう。面白い試みだとは思うのでこれからかな
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