Nori

TOVE/トーベのNoriのレビュー・感想・評価

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)
2.0
ムーミンについて、スナフキンという孤高のキャラがいる、というレベルでしか知らない。
そのムーミンの作者の半生。

作者は最終的に成功を掴んだけれども、それは決して自分が望んだ形ではなかった。仕方なく選択したもの、サブで手をつけていたモノが、思わぬかたちで評価されることもある。人生は本当に何がどう転ぶか分からない。
だから、その時々において、思うところに従い、色々やってみたらいい。

作者が自由を求め、その心の赴くままに人生を選択していく様は、多くの人が羨ましく思うところだろう。何故羨ましく思うのか?それは殆どの人が、彼女のように枷を外して生きることができないからだ。他者の目を、世間体を重んじるのは、国が違えど多くの人間の性。
その枷を打ち壊すことのできた者だけが、自由を手にすることができる。彼女の生き様に感じるところがあったならば、自らの人生の主人公として、まずは一歩を踏み出すことだ。
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