故ラチェットスタンク

キャラクターの故ラチェットスタンクのレビュー・感想・評価

キャラクター(2021年製作の映画)
3.0
タイトルにある要素がすごく弱い。

解説的で違和感のある台詞回しが多くて「映画」を観てるって感覚が強かったです。
キャラ紹介とか感情の語り方が下手クソ

こいつこんなやつです。
とか
今こういう気持ちです。

って言うのを全部全部言っちゃうので、没入できず、ずっと気持ちが離れた状態で進行してしまう感覚がありました。

豪華俳優集めてるんだからもっと演技力を信頼してください。
良い「キャラクター」が作られるのはそこからです。

全体的な説得力にも欠ける。「34」がヒット漫画なのは良いけどヒットしていく過程とか「なぜ受けたのか?」とかいう部分を描くシーンが必要かと

言葉で説明すれば良いと思ってるのか分からないですけど、視覚情報の持つ力をナメてるように感じます。

「オリジナル」が互いに無かったっていう構造とかテーマ自体は面白いと思ったけど、描き方が駄目

「何を映すか」より「どう映すか」が大事なのを再確認できたので体験としては良かったです。