キャラクターの沈のネタバレレビュー・内容・結末

久しぶりに邦画で最期までハラハラさせて頂きました。漫画の連載と並行して進んでいく現実での殺人って設定が、より一層展開の緊張感を高めていたのかなと思います。演出的に清田さん死ぬよなとは思ってましたが、まさかあそこで両角ではなく辺見が出てくるとは意外。そんでもって連載最終話の筋書き通りにはいかないのも分かってたけど、山城と夏海の子供が双子なのも想定外。漫画通りに動くという殺人鬼の動向を利用して、漫画で誘導する作戦が出た時、漫画の中で殺人鬼に自殺か事故死でもさせてジョジョ4部の吉良吉影的なラストにするのかなとも思ったけど、最終的に山城が両角に直接手を下して、不気味な笑顔？のような表情になる山城が「あなただって殺人を楽しんでるじゃないですか」という両角のセリフを思い起こさせて一致してしまうシーンが印象的だった。神出鬼没で何をどこまで把握しているのか分からない両角が怖い。なんか見たことあるなと思ったけどFukaseくんだったんですね、褒め言葉として殺人鬼役がよう似合う…。辺見目線だと思われるカメラワークで夏海が映されて終わりというENDがなんともいじらしい。グロさはないけど血が沢山出てくるので注意。