くぬぬぬぬ

キャラクターのくぬぬぬぬのネタバレレビュー・内容・結末

キャラクター(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった。クライマックスまでは設定で面白さが持ってる感じがあったがクライマックスは緊張感がありよかった。主人公家族が3人なのは引っかかってたが胎児が双子というのは気付けず気持ちよかった。絶対気づけたなぁ。個人的には序盤の主人公が両角と出会うまでが面白かったがその後の両角をモデルに34を描くシーンがあまりなかったのが残念。最後に主人公の妻のシーンがどういうことなのか分からなかった。両角は事件を実行しただけでキャラクターとしての両角(概念的な)そのものではなく、ほかのキャラクター実行人がいるということなのか。はたまた両角に憧れたまた新たな猟奇殺人犯が生まれたのか。ただ単に辺見だとは考えたくない。
クライマックスで漫画内と両角、主人公の位置関係が違うのは単に両角の作る運命に争ったということなのか。それとも主人公自身に潜む殺人欲の現れなのか。笑ってたからそういうことなのかな。頭で思い描き作品の中で殺人をすることと実際に行うことは大差ないという両角の思想こそがこの作品のテーマだと感じた。