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復讐の記憶のakariのネタバレレビュー・内容・結末

復讐の記憶(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

一言でいうなら、残酷。目を背けたくなる苦しいシーンもありましたが、見て良かったと思います。色々な視点があって、現代を生きる私たちはそれらを知ることができます。これは見ておくべき映画だと感じました。知っているおじいさんと知らない若者の友情を見ました。知らないまま同じ過ちは繰り返したくないから、知ることが大事なのだと思います。
カーチェイスとか、逃走劇はハラハラして面白かったです。なんで純粋なジェイソンを巻き込むんだよ…と最初は思っていたけれど、フレディにジェイソンがいて良かったです。世代は違えど最高の親友だったフレディが実は憎しみと後悔の人生を送っていた事実が悲しい。アルツハイマーになっても忘れられない復讐の記憶が悲しい。彼の軍人というまさかの立場に驚き、過去どんな気持ちで彼がそうなったのか、刺さるように理解できました。人生の痛みを感じた作品でした。この先何が起きるかわかりません。こうはならないと思っていたことがそうなる可能性だってある。すごく怖いし心が痛むけど、それでもきっと私は逃げられないでしょう。
なんでも言い合えるような、二人の友情がとにかく素敵でした。ジェイソンが、知らないから何も言えないんじゃなく、知らないけどそれは違うと言えるのが良かったです。最後の面会のシーンで涙が出ました。無表情なフレディの顔と辛そうなジェイソンの表情と、年が離れていても会える時間が減っても何があっても変わらない友情がそこにありました。
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