共働きだったり、隣に義母が住んでいたり、シングルマザーだったり。どこにでもいる母子の話だった。
仕事を頑張りたくて、いい母になりたくて、子供にやりたいことをやってほしくて頑張る母たち。
それとは裏腹に、小さな身体でいろいろな気持ちを抱え込む子供たち。序盤の、子供がそれぞれ自分の母について語るのがよかったな。そして菅野美穂さんの叫びにとても胸が痛んだ。
子供がいることが当たり前だと思ってしまうと、たった一つの命がそこにあるだけで尊い、ということを忘れてしまうのかもしれない。
年の離れた兄弟がいるので子育ての大変さは同い年の人達よりはわかっているつもりだったが、いざ自分が母になったらその命を守ろうと頑張れるだろうか、と考えた。もし自分が母親になったら、その時にまた観たい作品。