Soru

バズ・ライトイヤーのSoruのネタバレレビュー・内容・結末

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

トイ・ストーリーのバズのルーツを描いた本作。トイ・ストーリーが昔から大好きな自分にとっては色々なところにその要素が垣間見えてたまらない作品だった。

優秀なスペースレンジャーのバズ・ライトイヤーが乗ったスペースシャトルが不時着したのは、未知の惑星だった。元いた星へ帰るために、バズは何度もテスト飛行をしたが、数分のテスト飛行をする度に地上では何年もの月日が流れ、いつしかバズの仲間たちは年老い、バズを置いていなくなってしまう。一人になってしまったバズが新たな仲間と新たな敵に立ち向かうストーリー。

トイ・ストーリーではザーグはバズの父親という話だったけれど、この作品では新たな仲間に出会わなかった世界線のバズという設定なのが面白かった。長く一人で生きてきてしまった為に、自分の目的のためだけに動くようになってしまった老いたバズ。自分の敵は自分、というのが深いななんて思ったり。
いつどこで道が違うかなんてわからないけれど、選んだ道によって大きく人生が変わることを表しているようだった。
こういう部分から案外大人にも向けられた作品かも、と感じた。

こんなにかっこいいんだから、アンディがバズに夢中になるのも無理はないなと思った。観終わってからもしばらく頭から離れなかった。今までトイ・ストーリーシリーズをDVDが擦り切れるほど観てきたが、アンディの人生を変えた作品をこうして観ることができるなんて夢にも思わなかった。本当にディズニーは夢のあることをしてくれるな。
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