このレビューはネタバレを含みます
ほぼ全編主観映像アクション「ハードコア」の監督イリヤ・ナイシュラーさんがやってくれた、ついにきたノリノリで最高なナーメテーターモノ！！
ランボー、イコライザー、ジョン・ウィック等々、ナメてた相手が殺人マシーンでしたというナーメテーターモノは数あれど、ここまでノリノリで殺人マシーンに戻る、なんならもう冒頭くらいから若干戻りたがってる主人公がいただろうか?
序盤の性急な日常描写（1カット1カットビックリするくらい性急過ぎてそれだけで意表を突かれるナイス演出）も主人公が平和な日常に退屈を感じてることがうかがえる。
家に侵入した強盗に直接制裁を加えることがためらわれたために街のゴロツキどもをボコボコにするという完全に八つ当たりな覚醒は「狼よさらば」味も感じさせる。
ジョン・ウィック一作目から二作目における主人公の動きの違いにあたるようなバスの中から一度放り出され闘いのカンを取り戻すシークエンスも印象的。
イコライザー１作目のホームセンターやランボー５作目の農場並みに武装された会社でご家族と殺戮を繰り広げるラストやそこにいたるクラブなんかもういちいちナーメテーターモノのツボをついてきて気持ちいい。
これくらい敵のことなんか何も考えずにバンバン殺傷していく爽快感のある映画いつぶりだろう?もう最高だ！！
