血が濃ゆい。グッチ組というマフィアを見せられているようでした。
面子も濃ゆく、演技でビンタの応酬する俳優陣。
ガガさん演じるパトリッツィア。アイラインの濃さや滲みで、グッチが揺るぐのが分かり、メイクと目の力って凄いなと。
ガガさん、ご本人ソックリでビジュアル解禁の時から驚きました。
もっと驚いたのは演技。アリー/スター誕生観てないので、怖いくらいでした。
変幻自在のジャレッド・レトと、
父親アルドがパチーノ。
このふたりも、もう…。
アルドが怒号を発したシーン、
吠えた!
と嬉しくなって巻き戻しました。
アダム・ドライバーのボンボン感も良かったです。弁護士目指してたのに…バカちん泣
でも、彼もグッチの血を引く人間。そんなマトリッツィオの父ロドルフォは、ジェレミー・アイアンズ。過去に生きる化石のような人。
トムフォード時代のグッチのパリコレとかビデオで録ってもらってたので、お家騒動はボンヤリ覚えてましたが、なかなか疲れる映画でした。
ストーリーというか、演技が凄くて。
リドリー・スコット監督が、全てに絵コンテ描いてたらしくて、チラッと特典映像に出ていて、鼻の下伸ばして観てました。
赤と緑のグッチ。