あんず

バズ・ライトイヤーのあんずのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.3
フサフサの茶色い髪を持つバズを初めて観たのは映画館に置かれたパネルでした。あれは衝撃的でしたw

バズに髪があることに驚きましたが、これが幼少期のアンディが観ていた実写映画だとすれば、あの頭が固い真っ直ぐすぎるオモチャのバズとは全く違っていたとしても納得です。
バズの顎のぐるぐるは、バズ役の俳優の発達した顎の凹凸だったんですね!

本作でのバズはスペースレンジャーだけど超人ではないし、自分の失敗を取り戻そうと躍起になっているひとりの人間です。
ひとりで背負い込むのではなく、他者に助けを求め、時間の流れと共に変わらなければならないこともある。
バズや周りの人々が少しずつ変化していく物語でした。

今回バズの相棒として登場したのがネコ型ロボットのソックス!
ネコ型ロボットと言えば、日本人ならばどら焼き好きな青いのが脳裏をよぎると思いますが、それとは違い、見た目は完全にネコです。
ロボットだから歩くたびにシュンシュンって音するの、可愛くって優勝でした。

LGBTQ描写のため14か国で上映禁止というニュースは残念ですが、25年以上前の子供向け映画の設定ならば、無理にLGBTQをねじ込んで現代風にしなくても良かったのではとも思いました。
今の世では許されないことなのでしょうか。
神経質になりすぎている気がします。

最後まで観て思ったのは、アンディが夢中になったのはこれなの?という疑問です。
もっと単純な30分ほどのヒーローアニメのような気もするのだけど。
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