小川大志

モーリタニアン 黒塗りの記録の小川大志のネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

衝撃的な映画だった。真実とは信じ難い内容だった。法も秩序もない…取調べ、拷問。疑わしきは敵であり、絶対悪となり、決めつけたものをアメリカ中が信じて疑わない。公平なものの見方ができない。これが20年前にあったことなのかと思った。でも「想像の共同体」(国民国家)が少し行きすぎればあれだ。見ず知らずの人の死を観て同胞としての怒りがこみ上げてきて疑わしきの者を連行し、法的根拠なく拘束し、自由を奪う。ナショナリズムの恐ろしさである
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