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竜とそばかすの姫のtatemasyuのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ベルのキャラデザ、ディズニーのキャラデザしてる方が担当したというツイートを見て「なぜ?(かわいいが)」と思っていたけど観て納得した。美女と野獣だからだ。

最近の細田守作品にしては良かったんじゃないかな、歌声が良かった。
あと、Uの世界観も綺麗だった。
冒頭の「はじめまして、Uへようこそ」の部分、CG綺麗で酔うかと思った。TDSのシーライダーみたい。
一番気になったのは、「女子高生ひとりでDVしてる家庭へ送り出さないでしょ」ってこと。
いや危ないでしょ。最悪三人死ぬでしょ。
細田作品は女性の幸せに関する解像度が低いというかなんというか、モヤるんだよな。
あと犬がケガしてた意味はあったのかとか
お母さんが亡くなってそんなにお父さんとギスギスするかなとか
けーくんとともくんはどうなったのかなとか
すずがあのDV男に殴られなかったとかそんなことある?とか
かつおのたたき、美味しそうだったけど「おおかみ子ども」の焼き鳥ほどの効果はなかったなとか。
るかちゃんとかみしんのふたりのやり取りは可愛かったな。
しのぶくんは「お母さんみたいだね」っていうセリフから
恋だと思っていたけどすれはすずの勘違いでしのぶくんへの想いを勘違いしていた、っていう話かと思ったけど
結局しのぶくんが「解放されたー」普通に接することができそう、
に対して赤面してて恋じゃないんじゃなかったんかいってなった。
そしてしのぶくんはしのぶくんで「解放されたー」とか言う?
言葉のチョイスよ。
あの傷付きやすいすずが解放されたと言われて傷つくんじゃないかと思ったよ。
しのぶくんと母を重ねてしまっていた、竜に対して恋心を抱く、
という話かと思った(合唱のおばさまたちに「恋ね」とからかわれていたときすずが想っていたのは竜だったから)。

着地しているようでしていないように感じました。
序盤の説明させてる感とか、合唱のおばさまたちの「幸せ」のくだりとか
なんかやらせてる感じがすごいなと、途中までそんな気持ちだった。

書けば書くほど気になることが出てくる……
でも観て後悔しているかと言われるとそうではないです!
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