このレビューはネタバレを含みます
泣いたなあ。東京に向かうバスの中、役所広司だ!ってそこで初めて気付いて、役者さんが浮かびながらも、なんて素敵な声なんだろう、と思って泣いた。いつだってあんな眼差しで娘を見ていたことを、いつだって子供は分かってあげない。
個人的にはここで映画終わるとかだと激アツだったかも。
母親が亡くなってしまった後に何故父親との断絶があったのかはそこまでよく分からなかったけれど。
愛の伝播を知って大人になる、母親からの愛にも気付けるってそんな突飛な設定ではないけど掴まれてしまう。
音楽の説得力も高かったと思う。やはりmillennium paradeや音楽陣の盤石さ、そしてなんといっても中村佳穂さんの声。カリスマ性が全面に押し出されているBell(e)の役柄にしっかり合っていた。
ネット上の有象無象の意見を画面にバッと出すとか色々な声としてこちらにぶつけてくる方法はもう使えなくなっていきそう。ちょっともう時代遅れ感が出始めている。
序盤、犬の前足が無かったり、カップの縁が欠けていたり、母親が居なかったり、そこまで欠如を打ち出してこなくても、、と思った。
竜への渇望感も裏打ちが弱い?何故、Bellはそこまで竜を追いかけたのだろう。