このレビューはネタバレを含みます
いやー、良いねー。良きだねー。最初、「あ、想像してたよりかは普通かな？期待し過ぎたかな？」って思ってたら、後半の追い込みがえぐかった。久しぶりに涙腺爆発。
予告編通り、これまでの細田守作品からいろいろピックアップしてる感が凄い。川沿いのカットは「時をかける少女」、鯨の演出は化け物の子、電脳空間は「僕らのウォーゲーム」、主人公を皆んなで応援するスタイル＆構図は「サマーウォーズ」。
でも、それだけじゃなくて、これまでの作品には無かった新しい要素もたくさん取り入れてて、チャレンジしてる作品なんだってのも凄く伝わった。音楽とか映像の感じはこれまでには無かった要素だし、凄く綺麗で良かった。後は、「美女と野獣」からアイディアを取ってるのも面白い。て言うか、途中で気付いたけど、「ベル」ってまんまじゃん笑。
これまで培ってきたもの、これまでに無かった全くの新しい要素、多様な作品からのアイディア、いろんな物が詰まったマルチで新しいチャレンジングな映画。
終盤のお父さんとのメールのやりとり、あれはずるい。。あんなの絶対泣くじゃん。「人の事を想える優しい子に育ってくれたね」シンプルだけど、重いし、響く。
