このレビューはネタバレを含みます
導入で流れる『曲はすごく良かった』けども、盛り上がりのシーンの途中で必ず賛否のコメントが入り、水をさされる。SNSチックと言えばそうなんだけども。モヤモヤ。
音楽やアニメーションは最高〜。
それだけに惜しいんよね。
全てがその場のノリで進行するがよく考えるとおかしくね？って言うので2回目視聴。
一番理解してるつもりの親友が一番ベルを見下してる。「素顔でなんて歌える子じゃないよ！」
ストーリーが少し複雑でとっ散らかってる。どうなんだろ、現実的な話にしたかったんかな？
お母さんが他人の子供を助けて亡くなった重めの過去が有り、子供ながらに他人の子供を助けて、残された自分の子供の事を考えていたのかと言う冒頭から始まるけども、母の気持ちを理解したり納得するような流れにならない。最後の方に、素顔さらして歌ってる時にその気持に気がつくの？
んー？んん？
竜のオリジナルにあう為に、少なくとも状況的に一人で突っ走るの？ちょっと男子！…旅費の問題か…な…？「一人で大丈夫かな」じゃねーよ。
助ける助ける助けるって、ベルのインセンティブで一生養えそう。寄付してるばやいやないよ。
母親が亡くなってから関係のおかしくなった父親との和解も特に無く、ずっと優しく見守る父。
「合唱の皆さんに聞きました」いや、追いかけろよ。「その人に優しくしてあげなさい」じゃねーよ。
竜に肩入れする動機も良くわからない。竜を見つけなきゃって流れになるが、ちょっと置いてけぼり。あの子達は、結局、救われたんだろうか…？
「もう大丈夫だから」…何が〜？
中途半端に介入したようにしか見えないモヤモヤ
そもそも竜が仮想空間で嫌われる理由も良くわからぬ。仮想空間の戦闘でデータが壊れるのなら運営側の問題でわ…。チートしてるわけでもない。
後付のように無理やり子供を抑圧する親が出てきて『子供は親の言うことを聞いていればいい』的なテンプレートのセリフを吐いて消えていく。
正義マンのスポンサーが離れる理由も良くわからん。なんか全てがノリで進んでいく。
この作品は全般的に男性の印象が悪い。スズが殴られてるのに、反抗もしないオリジン竜。価値がないなら消えろおじさん。空気幼馴染。不動のスズパパ。
積み上げた伏線を押し流すカタルシスっていうのは無く。ずっとモヤモヤが残る。何か印象的で凄く良いシーンと、そうで無いところの落差が凄い。
現実とリンクして、精神的に病んでる程、アバターの力が増すから竜は強いって理解で合ってる？
竜は結局…振られたん？んー、どうなったんやろ。児童相談所？？
