同監督の「ラブゴーゴー」がとても好きだったので映画館へいそいそと出かけた。
もう恋愛を軸とする映画の一切について、登場人物の行動や考えの理由が憶測できず(そういうものなんだろうけど)、話の面白さとか何かしらの拠り所がないと乗り切れない身としては、本作は「なんで？」みたいに思ってしまうシーンが多かった。ちょっとその行動は倫理的にどうか、という引っかかりを除けば、これは見る側との相性が大きいのだろうな…。
しかし美男美女でない一介の市民が、それぞれ他者を思う時間を通して(その結果がどうであれ)人間のよさや希望みたいなものを描こうという姿勢は好きで、そこに期待している。恋愛映画は難しいな。
