dita

狂猿のditaのレビュー・感想・評価

狂猿(2021年製作の映画)
3.5
@ シネマート心斎橋 35

うぉーーおおおーーーおおおーー!かっさーい!かっさーい!でおなじみ、もしくは染谷将太も大好きでおなじみクレイジーモンキーのドキュメンタリー。

プロレスED、デスマッチEDだから今はリングに上がらないと言い切るのもプロ、いざ復帰しリングに立ったら言い訳せずに闘い続けるのもプロ。どちらの葛西もプロフェッショナルのかたまり。めちゃめちゃカッコいい。

インタビュー関係で印象に残ったのは、
・お母さまの「純」呼び(当たり前だけどなんか新鮮)
・ミスターデンジャーのインテリジェンス
・藤田ミノルの「そこどこなん?」なインタビュー現場(でっかい窓に白いソファ…どこやねん笑)
・ダニーハボックの葛西に対する憧れ(泣いちゃうよ…)

映像関係で印象に残ったのは、
・デビュー直後の伊東竜二ほっそ!
・山川さん!シャドウWX!
・仏壇のバナナ(ごめんなさい笑てしもた)

映画関係なくなりそうなのでこのへんでやめよう。

ドキュメンタリーとしては普通オブ普通だと思うし、終わり方がとんでもなくてずっこけたけどエンドロールの葛西でぶち上がったからチャラ。

他のレビューを拝見すると「デスマッチ知らない人でも大丈夫」と書いていらっしゃる方もいるけど、いやいやきついでしょ。
血まみれ傷だらけ(ちぎれた肉片もあります)なので耐性の無い人は見ないほうがいいと思う。でも、いまだにバカにされることの多い「プロレス」に、文字どおり身体を張り傷だらけになって闘い続けるレスラーがいるということは知ってほしい。

「生きて帰るまでがデスマッチ」

命をかけるという意味なんかじゃない。リングで死んでもいいなんて考えは間違ってる。生きるために、生き様を示すために葛西は傷だらけの背中をわたしたちに魅せ続けてくれている。
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