このレビューはネタバレを含みます
「ボヘミアン・ラプソディ」と同じ脚本家ということで、期待したけれど、残念ながら同様の感動は得られなかった。
期待しすぎましたか(期待させられすぎましたか)。
序盤のチャンスを掴むライブの歌は圧巻だった。
同様に、絶頂期までの歌唱の再現も素晴らしく、感動につぐ感動だった。
ホイットニーが低迷してくシーンも、歌唱が衰えていく感じがよく表現されていた。ここはなかなかすごいと思った。
ただ、この低迷期がダラダラと間延びしてしまった感があり、結構つらい。
「ボヘミアン・ラプソディ」でも同様の傾向があったのだが、最後のライブシーンで全部をひっくり返すほどの凄さがあった。
残念ながら、本作にはそれが無く、ラストの若干の盛り上がりを見せるも、中途半端に終わった印象は拭えない。
これがホイットニー・ヒューストンの生涯なのだと言われればそうなのかもしれないが、映画として、物足りなさとまとまりの無さを感じてしまった。
惜しい。