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MONSOON/モンスーンのLaserCatsのレビュー・感想・評価

MONSOON/モンスーン(2020年製作の映画)
3.6
ベトナム再統一のとき幼くして難民となった主人公が、両親の遺灰を撒きに30年ぶりに帰郷。
変わってしまった生まれ故郷で、ベトナム戦争のしこりや自身の過去・現在と向き合う時間を静かに描いた作品で、音楽もほとんどないし、引きの画も多くて、ホウ・シャオシェンとかの台湾映画の雰囲気に近く感じた。あとバイクの2人乗りの後に首を擦ってるとツァイ・ミンリャンの「河」を思い出しちゃったり。

それにしても、もう少し世界史を勉強しておいた方が映画を楽しめそうだなぁ。高校は理系コースだったからか、うちのクラスの世界史の先生がすごくやる気なかった思い出がある。世界大戦までいってないし、どうでもいい豆知識しか覚えてない(航海王子のエンリケは船酔いするとか、ウルトラマンの微笑のモデルとか)。

ヘンリー・ゴールディングはラフな格好で歩いているだけでかっこいい。
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