脱走の協力者が放った「俺たちはいい。もう死んでる。生きてる者を心配しろ」という台詞に衝撃を受けた。
もはや自分の命は諦め、これから収容所に送られてくるユダヤ人の身を案じてる。
1分間に2人という凄まじいスピードで殺されてる現実が、そう思わせるのか。
脱走が発覚した後、同じ棟の囚人達が何日も外で立たされる連帯責任という拷問。
脱走する側も残る側も地獄。
どちらの勇気も凄過ぎる。どうせ死ぬなら一矢報いたいと思うけど、なかなか行動に移せるものではない。
人間の尊厳を守ろうと命をかけた人達の強さに圧倒される。