あ

スペンサー ダイアナの決意のあのレビュー・感想・評価

2.8
正直、楽しめなかった。
ダイアナさんの事はアイコン的な存在としてしか認識出来てないし、元旦那が浮気してた情報しか知り得ていなかったから、クリステン・スチュワートが彼女にそっくりかどうかも判別は出来ず。
それ以前の問題として、冒頭から“実話に基づいた寓話”と記されたら、そうなんですね…としか言えない😂
まあ、死人に口無しだし、事実なんて人の数だけあるし、時間とともに変化していくものだから、本当の事なんて誰にも(それこそ本人にすらも)分からないからこその“寓話”なんだろうけども。。。
それもともかく、楽しめなかった一番の理由は今作で何を描きたいのかがよく分からなかったからかも。
ダイアナさんが病んでる様子を描きたかったのかもだけど、そんな事は以前からだっただろうし、浮気相手にあげたものと同じプレゼントを渡された事が決定打になった訳でもないだろうから、わざわざクリスマスに限定した意味が理解できなかった。
ダイアナさんと同じ運命を辿ったというアン・ブーリンを何度も登場させた演出も、ダイアナさんの置かれた状況の悲痛さをアピールする為だったかもしれないけど、ちょっと多すぎて。
とはいえ、これまでは、残念な男に引っかかってしまったダイアナさん、という認識しか無かったけど、そもそもチャールズさんも無敵の女王な母親に育てられて、人間的に色々とズレてしまった可哀想な人なのかもしれない、という新たな視点の気付きを得られたのは良かった。
あ