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ホロコーストの罪人のbunrokuのレビュー・感想・評価

ホロコーストの罪人(2020年製作の映画)
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ホロコーストもんは見るのがつらい。ナチやその協力者の冷酷や残虐を眺めているうちに、そのとんでもなさにむっちゃ腹が立ってくる。でもよーく考えてみると、そんな人々にも純情可憐な幼年期があったはずで、そう考えてみると自分のなかにもそんな方向に進んでしまうかもしれない悪い種子が潜んでいるようにも思えてきて、そのことが怖い。悪い種子は拡がって、この映画ではノルウェーまで侵攻。家族愛まで破壊してしまう。ナチの爪痕の深さと広がりをあらためて教えてくれる、意義のある映画でした。
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