いい映画だと思います。
美麗で情報密度の高いスタジオ4℃の作画には捻ったストーリーよりもこういうド直球の感動ストーリーの方が合っているのかもしれません。
企画・プロデュースを明石家さんまがやっていることが話題ですが、元妻の大竹しのぶやキムタクの娘Cocomiをメインに据え、花江夏樹と下野紘の鬼滅コンビを起用したり宮迫などの身内を起用するなど話題になるんだったらなんでもやる姿勢というのはプロデューサーに向いているのかもしれません。
しかし作品そっちのけで大竹しのぶとTVの番宣に出まくるのは元来の映画ファンやアニメファンから逆に敬遠されてしまいそうではあります。
Cocomiは思ったより全然良かったです。
大竹しのぶは悪くありませんが肉子ちゃんというキャラクターには合っていないと思います。
終盤の畳み掛けはベタながら感動しましたし、そこに至るための前半の日常描写が良かったです。
キャラクターが類型的ではありますし、吉本新喜劇的ではあります。
ベタ好きの関西人としては安心感がありました。