たーぼーん

ボストン市庁舎のたーぼーんのレビュー・感想・評価

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)
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就活学生の親とかが食いっぱぐれないから公務員になれと言うのを聞くとモヤモヤしてアホちゃうかそんな甘いモンちょうやろとか言いたくなるのだけど、公務員を減らせとか減給を目指すのが当然の様な意見を目にしても何のためににそんな事するのか不思議な気持ちになる。
アメリカも例えばデトロイトの様に財政厳しく都市計画もガタガタみたいな話をよく聞く。ボストンで行われている事はそんな現状に対するカウンターでもあろうかと思う。
出来る事に限りはあるかも知れない。しかし置き去りにしてよかったり、相談を聞いてあげなくてもいいというという理屈は本当はおかしい。
それをいいんだと思った挙げ句に、気付くと苦しむ人々や弱者にばかりより必要な対処が不足する事になる。
結局人間というのは、例え自身が順調だったとしても、上手くいってない人々を見捨てながら生き抜くのは意外と困難で、その事が巡ってより多く悩む様に出来てるのではないだろうか。そういうのを抑制するのが公共の役割なんではと思う。
考えていくほど出来るだけ広く意見を聞いて片っ端からちゃんと対処していくしかないと思えてくる。
でもまあなかなかあそこまで出来るもんでもないのも確かで、ちょっと凄いなとも思う。