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しあわせのパンのぉゅのレビュー・感想・評価

しあわせのパン(2011年製作の映画)
3.8
2023年 鑑賞 23-205-41
BS松竹東急 銀座よる8シネマ にて
「ぶどうのなみだ」「幼な子われらに生まれ」等の三島有紀子監督・脚本による、東京から北海道の洞爺湖の畔に移り住み、小さなオーベルジュ式のパンカフェ「マーニ」を営む水縞夫婦[夫 尚(大泉洋さん)&妻 りえ(原田知世さん)]と、そこに訪れる客たちとのふれあいを描いた作品。

ー パンを分けて食べると乾杯とカンパーニュ ー
幼少期の記憶と図書館と「月とマーニ」、太陽と月、「CAFE mani」と三日月のマーク、毎日配達にきてくれる郵便屋さん(本多力さん)と「今日も綺麗ですね」、「カンパーニュが焼けました」、「いってらっしゃい」とバスに遅れそうな謎のトランクを持った阿部さん(あがた森魚さん)、吹きガラスと地獄耳のガラス作家陽子さん(余貴美子さん)、陽子さんの作品と鏡、自家菜園の野菜と「いいねぇ」、香織(森カンナさん)の来店と電話と湖がビーチ?、山下君(平岡祐太さん)の来店と濡れた香織とタオルを香織の元へ持って行く山下、ピザと酒を搔っ食らう香織と酔った香織の愚痴、明日は香織の誕生日、東京の辛さと山下の怒り、外で叫ぶ香織と泣く香織、山下の笑いと「バッキャロー」、「無理して笑わなくてもいいと思う」とりえが出した素朴なパン、奥さん(池谷のぶえさん)とだんなさん(中村靖日さん)ら広川一家の野菜屋台と香織の笑顔、ヒマワリと誕生日プレゼントと「暇だったら付き合ってよ」、日焼けとバイクの二人乗り、陽子さんと沖縄土産とコロボックル、香織の誕生日会と形がちょっと崩れたクグロフ、乾杯とラザニアと香織の視点「本当にありがとうございます」、カッコ悪い自分を知っているのが大人ともがいたことがある人が幸せになる、線路の切り替わりと人生の切り替わり、月と2人「今日は月が綺麗に見える」、「素朴なパンもいいですよね」と山下の行動、山下が... と「東京まで送りますよ」と香織の鞄の中のコロボックル、水縞夫婦のお散歩と栗のパン、バス停に一人で座る小学生の少女未久(八木優希さん)と気づいた水縞夫婦とホットミルク、美久は鍵っ子(← 死語?)とひとりぼっちの美久の行動、美久の父(光石研さん)の帰宅とカボチャのポタージュ 美久の母は亡くなった?、美久の父の来店とカボチャのポタージュスープ、尚の決断と尚の思い、美久の来店とカボチャのポタージュ(なぜわかった?)と美久の回想と亡くなってはいなかったのね、ある郵便とマーニでの親子の食事とカボチャのポタージュ、飛び出した美久と戻って来た美久は... 「美味しいね (ママの作ったポタージュとは)違うね」、母は戻って来ないという現実とアコーディオン(阿部さんのトランクの中身はこれだった)、「パパと一緒に泣きたかった」と半分こ、雪と上からのショット 好きぃ、阪本夫婦[夫 史生(中村嘉葎雄さん)&妻 アヤ (渡辺美佐子さん)]の夜の来訪、風呂屋の暖簾と妻の薬と止めた懐中時計、月と夫婦心中?と必死に止める尚「月はこの窓でも見れますから」、地震(阪神大震災?)と風呂屋と誰もいない 何もできないという苦悩... 、土鍋ご飯と焼きたてのパン、「お父さん ごめんなさいね」と半分こ「このパン 明日も食べたいなぁ」、カンパーニュとパンを分けて食べる、住民たちと阪本夫婦でのパーティと乾杯「人は乾杯の数だけ幸せになれる ヨーロッパのどこかの国ではそう言われているそうです」、満月と「お父さん ありがとう」、止めた懐中時計が動き出した、パンを分け合えると家族と仲間と仲間は家族の原点、駅のホームの二人 いいなぁ、春の日の手紙とと散髪シーン、りえの見つけたものと尚のたったひとつの欲しいもの、しあわせのパンと来年のお客さんと「ひとつだけ」

めっちゃほっこりした!まさかナレーターが羊の心の声じゃなくあの人だったとは!尚の欲しかったものが「ひとつだけ」の歌詞に隠されていたとは!マジで観て欲しい!と心から思った作品のひとつになった!

「好きな暮らしがしたいって思ったんです 好きな場所で 好きな人と 散歩して食べたい物食べてパン焼いて 自分たちが感じた季節を パンを食べてくれる人たちにも感じて欲しいんです この景色って本当毎日変わりますよね 綺麗なだけじゃないです」

「一人じゃなく二人だと気づく瞬間があります」

「人は乾杯の数だけ幸せになれる ヨーロッパのどこかの国ではそう言われているそうです」

「ずっと見てて 私の事を 水縞君のことも見てるから ありがとう水縞君 私のためにここに来てくれて」
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