前作より面白かった。前作要復習、王位継承と復讐譚。
なんだけど、実はパトリック・ウィルソンが主役なのでは?と思うほどオームの内面変化と成長、葛藤の物語だった。
前回も書いたけどジェームズ・ワンはパトリック・ウィルソンをとても美しく撮るね(さすがだ)。
ジェイソン・モモアとパトリック・ウィルソンの相性が最高に良い。バティムービーふう。
前作のゴタゴタで父親を亡くしたブラックマンタがアクアマンへの復讐にやってくる。そこへ王国の統治にオームから横やりが入る。アクアマンが上と下から脅威に晒され、さらに妻と娘を守らなければならないというアクアマン大忙し映画なのに、シーンをさらうのはほとんどオームなんだな。
兄弟間の確執に乗じてブラックマンタが絡みめんどくさいことになるわけだけど、その中でもキー的な役割になるのがこれまたオーム。
彼が地上にいるシーンが長いのも納得。確執があったアーサーと協力しあうということだけでなく、地上を嫌い海中にこだわってきたオームが新しい世界を受け入れる、まさに彼の内面変化と成長、葛藤の物語だった。
アンバー・ハードのシーンはカットされるもんだと思ってたら少ないながらもわりとガッツリ出てた。