JJ

アクアマン/失われた王国のJJのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
2.5
どうしても嫌いになれない一本である。

DC内の組織再編だったりアンバー・ハード絡みのいざこざだったり公開前から色々耳障りな話が多い作品で、実際作品内にもそれらの影響は強く観て取れる。映画としての弱さや物語の杜撰さを腐すことはいくらでも出来よう。
しかし、ジェームズ・ワンの確かな演出力とジェイソン・モモアのチャーミングな魅力によって「楽しかったしまぁいいか!」とさせてくれる。想像と期待をしたシリーズの大団円には程遠いが、モモアの笑顔と高らかに鳴るステッペンウルフの名曲だけで充分お腹は膨れるのだ。

主人公の赤ちゃん、カニさん大王、タコちゃんやタツノオトシゴくんなどなど魅力的な新キャラクターが多数登場したにも関わらず急ぎ足で終焉してしまった感があり、そこは残念。何かの間違いで続編を制作して頂きたいものである。
JJ

JJ