トランスマスター

クライ・マッチョのトランスマスターのレビュー・感想・評価

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)
2.0
♯6 リタが一番セクシー

舞台は70年代のメキシコとテキサス
主人公は昔ロデオスターだったが、落馬の事故で引退したテキサスブロンコお爺さんミコ。
友人から国境を渡って息子を取り返すミッションを頼まれ、単身テキサスから車でメキシコへ入国する。
友人の元妻リタは、豪邸に若い男を連れ込むエロ熟女。息子のラファは母親に愛想を尽かし闘鶏マッチョと共に路上で暮らしていた。
ラファはリコとの米国行きに戸惑っていたが、動物を介して心が通じるようになり、ほっこり系ロードムービーになるお話です。

◆良い点/注目ポイント
・劇中スペイン語の会話に字幕が無くラファが通訳する方式なので、リコと視聴者のシンクロが起こります。
・リコがメキシコで買ったチマヨジャケットが、カッコ良いです。

◆改善点
・70年代の設定なのにリタの追っ手は、91年式 ベンツ560SELを乗り回してます。
・息子のラファがもっとチカーノギャング的にグレていた方が、ミコの苦労が、もっと映画に反映されます。ヴィランは弱いし、大きな問題も起こらず全がイージーモードです。

◆総括
・クリント・イーストウッド
自分をモテモテ爺さんに描けるのも、監督兼主演のなせる技です。
是非これからも生涯現役を貫いて欲しいです。

-2023年6本目-