Sasada

レミニセンスのSasadaのレビュー・感想・評価

レミニセンス(2021年製作の映画)
3.8
SFとしてもサスペンスとしても平々凡々だと思うけど、過去と現在と未来が交差するラブストーリーとして観た時にすごく好きになってしまった。

現実でも体感としてはあるものかもしれないものを、ああやって提示されるとグッときちゃう。
過去が現在に語りかけ、現在が過去の意味を書き換え、今の決断が未来を形作る。わたしたちはそうやって日々を重ねている。

直線時間を生きる人も、円環時間のループで生きる人も、どちらも肯定するのも優しくて素敵だと思った。

貧富、気候変動、公権力の腐敗というテーマの扱いは明白に軽くて雑なのはレベッカファーガソンに免じて許すことにしましょう。
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