Sasadaさんの映画レビュー・感想・評価

Sasada

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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.8

デヴィッドハーバーが超いい。途中から「横浜F・マリノスとかセルティックとかスパーズとか指揮してそうやなあ」と。ただの鬼教官ではない弱さも内包した人間味溢るるコーチでした。

さて映画としてはこれでもか
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辰巳(2023年製作の映画)

4.0

終始えらい緊張感に満ちたど迫力顔芸映画。試写でひと足早く観せてもらいました。

アングラを煮詰めたジャパニーズノワールなのだけど、こういうのが舞台にしてきた“寂れた地方都市”では無いのが新鮮で良いなと
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ゲキ×シネ「メタルマクベス」(2007年製作の映画)

3.1

リブート版の橋本さとし&濱田めぐみのDisc1と、浦井健治&長澤まさみのDisc3を観たのだけど、確実に今作より進歩してたんだなと思うなど。
クドカンのギャグと個人的にあんま相性良くなくて、とにかく長
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.2

原爆投下そのものの映画であるようでそうではない(別に軽んじてるわけではなくあくまで“パーツとして”という感じ)のに少々拍子抜けして、ずーっと誰かが喋っててるのに退屈してちょっと寝た。時系列シャッフルも>>続きを読む

恐怖の報酬(2024年製作の映画)

3.0

いまひとつアクションにキレがなく、兄弟の対立と和解の話としては踏み込みが浅い。アナジラルドは好きなんだけどそれ以外のキャストはよく知らない。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

なーにがおもろいんじゃーこれー?
と、私の中の粗品がぼやかずにはいられず。
グランドブダペストホテルですら映画館で3割くらい寝てしまったわけで、配信でこれにトライしてもそらこうなるよなと諦めはつきまし
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.7

あーもうすごく好きでした。恋愛映画としては今年どころか生涯ベスト級に好き。

人生を彩る一部として恋愛を(かけがえのない誰かを)位置付けているのがまず心地よいなと。ノラにもヘソンにも恋愛以外に目標があ
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.2

冒頭の一連で倦怠カップルのあれこれを見せ切る手際の良さが印象的で基本的に好ましく観ていたが、最後の最後で「いやそれはどうすかねぇ、、」となった。

友人や恋人との関係を適切にメンテナンスできない主人公
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.4

オスカーアイザックが激渋で魅力的すぎてまず良い。
ギャンブラーのあれこれの話というよりは戦争と贖罪、組織と個人の話であって、己の尊厳と名前を取り戻す過程を歩んでゆく話だった。

ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.9

被害者であることに気づくこともできず、警察や行政の目には届かず、自傷を繰り返すしかない「弱者」としての障害者、女性、老人

なす術もなく無抵抗に傷つき続けてきた彼女に、己の命運を賭してでも守りたいもの
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

兵隊の咆哮、砂上の静寂、巨大生物の蠢き、劇伴(ハンスジマー!)の重低音など、音がめちゃくちゃリッチで楽しい。話は正直長くてよくわからんが、アトラクションとしてこの経験は稀有。

パート1でチラ見せしか
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彼方に(2023年製作の映画)

-

わざわざ何かを言いたくなるような短編ではなくて、“こういう話”をさらりとなぞってみた以上の何かはない。

パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.8

ワイスピやトランスポーターみたいな何でもありな楽しさというより、武骨で力強いカーアクションがすげー良いです。体現するのがパクソダム(めちゃヒコロヒー)なのもかっこいい。
ドラスティックな仕事ぶり、「こ
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パレード(2024年製作の映画)

1.5

こいつはヤクザだから、言葉は荒いけど実は愛に溢れたやつで
こいつはメガネかけてるから、きっちりかっちりした優しいやつで
こいつはスナックのママだから世話焼きで涙もろくて
こいつはお調子者だけど気の小さ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

2.5

バカバカしいまでに「死なない」のをゆっくり静かに仕立てている。コメディとして観たけど、面白くなりそうでずっと面白くならなかった。

何でもありなら何でもありでもっと楽しくできそうなのになーと。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5

“その場合、問題は白人にある”

「白人の罪悪感を軽減させるための黒人文学」をつくる黒人の(女性の)作家に文句を並べる彼へのカウンターがとても腑に落ちた。それを消費し1日後には忘れてしまうマジョリティ
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(2022年製作の映画)

2.8

刹那的な「エモ」が好きな人は好きだろうし、おじさん(お父さん)はなんだか肯定されてて嬉しいんだろう。
松井大悟監督、やっぱ苦手かもなと思った。

セックスを女性の手に取り戻すこと。そこに意識的なのは「
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.3

上映時間は短く、みなハッピーなマインドフルネス的思想が貫くこの軽さをどう捉えるか。日本のフットボールシーズンの開幕×サーチライトピクチャーズ×タイカワイティティで期待値が上がりすぎた感もあって、個人的>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.1

その時何が起こったのか。
知れば知るほど/事実が明らかになればなるほど=“解剖”されればされるほど分からなくなる真相のゆくえ。

わたしたちは断片的な情報をもとに「それっぽい」ものを選びとっているに過
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.2

徹底的に親と子の話ではあって、血縁によらないケアのあり方やファミリーの形成みたいなテーマは好ましいなと思った。義理はないんだよなと逡巡しながらも救えるものは救いたいのだというキャシーのキャラクターもな>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.7

易々と離れられるわけもなくひたすら家に「戻ってくる」話で、半端なく救いの無い展開に驚く。

永遠に続くように思える階段にも終わりがあって、カラオケや居酒屋で時間を使うにも限度がある。金と知識のある大人
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

4.1

感じる必要のない罪の意識の三者三様の話で、残された者、やむを得なかった者、被害を受けた者がそれと向き合う118分。
それに向き合い言葉を吐くことで、彼らはその記憶を客体化して捉え直す。「わたしは悪くな
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ジェントルマン(2021年製作の映画)

3.9

ガイリッチーへの愛が溢れる作風ながら、戦う相手は徹頭徹尾公権力の腐敗であるところにらしさが宿る韓国エンタメ。

奇しくも今の日本の芸能界と重なる「男性の権力者による性加害」(直接的な描写はない)の話で
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.6

そこにあるのは知っていて、何なら見えている不正から目を逸らさないこと。
こういうものだからと納得させてやり過ごすのではなく、怒りや悲しみを言葉にすること。壊れて麻痺していく倫理や公正さを死守する市政の
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

エンドロールの余韻と幸福感で、ああ三宅唱の映画だと。最高でした。

歩いたり自転車に乗ったりして画面の左から右に/手前から奥に移動する2人を、寄ったり引いたりして写し続けること。
ケイコでもそうだった
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.3

事実自体が劇的なので興味深くは観たが、映画としては別に、、、という感じ。

テンポよくカットを重ねるが故に個人投資家それぞれのドラマが薄まり、なんなら中心にいるはずのキティのキャラクターもぼやける。「
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

グレタガーウィグがバービーを作るのなら、ヨルゴスランティモスはこちらを作ったと。やってることは違うけど根幹はとてもよく似ていて、「私の身体は100%私のもの」なのだ。

“領土”みたいに“所有”される
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.6

コンクリートユートピアの続編(世界観だけ引き継いで登場人物とかは全とっかえ)らしく、つい最近イ・ビョンホンが支配してたマンションにマドンソクが殴り込む映画になっていた。

「生き残るために周囲の人間を
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.6

これ単体で見た時にやや消化不良な話ではあるものの、映像や世界観自体が魅力的で良かった。
上と下、過去と現在、人間と非人間みたいなところの活かし方というか組み合わせ方はもうちょいできたんではと思いつつ、
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

前半は怯える聡実くんと迫る狂児の組み合わせがくどくて飽きるが、ヤクザ連中が登場してからすげーおもろい。

巻き戻せないこと、進んでゆくしかないこと。否応なく適応することを余儀なくされる残酷さであり、そ
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.0

サブカル好き+自己顕示欲+加齢+性欲
の成れの果てが観られる地獄絵図で、過去作も含めたウディアレン的なものへの自己批判の眼差しも感じなくはない作品だった。映画好きを自称する人間は反面教師とすべき面が多
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.9

さすが隙のない韓国流のディザスタームービー。真新しいかと言われれば否だが、中盤に現れる人物によるツイストも上手くてあっという間の2時間だった。

「働いてない者は食うな」
「資源に限りがあるのだから外
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.0

なかなかお目にかかれないレベルの駄作で、役者も含めここまでやっつけだともう清々しい。お疲れ様でした。

「そんなことしたって、、あなたたちや劇団のSNSとかHPとかあるんだろうからバレちゃうのでは、、
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Gメン(2023年製作の映画)

3.7

あまりに王道な不良アクション映画ではあって映画館で観てたらちょっと文句も言いたくなったかもだけど、Netflixで見るにはストレスなく普通に楽しかった。

終始ほぼ滑りかけみたいなハイテンションで進む
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アウトフィット(2022年製作の映画)

4.0

思わぬ良作がNetflixにきていた。
「紳士が営むテーラーの裏の顔」と聞くとめちゃキングスマンだけど、こちらはワンシチュエーションのクライムサスペンス。

マフィアの構想に“巻き込まれた”マークライ
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

2.5

“ベーコンズ”の2人がめちゃオードリーと思ったら実際にそうなのかと鑑賞後に知る。あと主演じゃない仲野太賀が素晴らしいのは知ってたけど、菅田将暉もめちゃくちゃよい。こうやって2人とも年取っていくんだなと>>続きを読む

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