このレビューはネタバレを含みます
最後まで夢を見させてくれる一本。
ウォンカの作るチョコを食べると身体が浮いたり毛が生えたりと遊び心のある演出が魅力的である。
また、洗濯屋の寮でトランクからチョコを製造するシーンは随所に色んな仕掛けが施されており、一体どんな不思議なチョコが出来上がるのか、ワクワクするような気持ちになれた。
印象的だったのは終盤にある母親からの手紙を読むシーン。
ウォンカが文字を読めるようになったのは、キリンとトラを読み間違えないようにするためでもなく、敵の裏帳簿を読むためでもない、
亡き母親からの直筆の手紙を読む為だったのだとわかった瞬間、涙が止まらなかった。
その後に母親が登場する演出も(亡くなっているのでウォンカの空想かもしれないが)粋で感動した。
大人の私も童心に帰って夢を見させてくれるような素敵な映画であると同時に、家族愛のような感動できる要素もある、素晴らしい映画であった。