つくしん

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのつくしんのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

これだ。ソウルフィルムなるものがあるとしたら、間違いなくこれ。いつしか忘れていた「少年の夢」を思い出させてくれる。もし今後自分が何か大きなことを成し遂げるとしたら、100%この作品のおかげだろう。

周りを、悪役さえも、一瞬にして虜にしてしまう。世界一の◯◯になりたいという夢をチョコレート職人という形で表現した今作は、観た人に魔法をかけるような、幸せな気持ちでいっぱいにしてくれる。

完全吹替のキャストも豪華。ミュージカル映画ということもあってメインキャラには声優ではなく歌手が当てられている。それがまた素晴らしい!日本語版歌詞、日本人の歌い方で表現された曲はもはや完全に別物。一粒で二度美味しいとはまさにこのこと。

ハリーポッターの制作プロデューサーデイビッドハイマンと、ディカプリオの再来とまで言われたティモシーシャラメのコンビネーションはかなり合ってた。シリアスやセクシーだけでなくポップな配役もこなすティモシー、流石の一言。

唯一残念な点はWBJが「あのチャーリーとチョコレート工場ウィリーウォンカの前日譚」という広告を出してしまったことかな。多くの人に観てもらうためにはそういう言い回しをするしか無かったんだろうが、この二作は全くの別物。多くの人が思ってたのと違ったと言っていて悲しくなった。

この作品で色んな上映を見比べたのでそっちのコメントも。やはり一番はDolby Cinema、色彩はもちろん音響は言わずもがな。ミュージカル映画はDolby一択。IMAXは明るすぎ、画面デカすぎ、で観るのに疲れた。4DXはアトラクションみたいで楽しかったけどゆったりした映画だから不自然な点が多かった。screenXは観れなくて残念…!また別の機会で挑戦したい。
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