はる

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのはるのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ついにみた。同居人とみた。
私も同居人も様々な人にオススメされて、観る予定を立てたら病気になって観に行けなくて、結局自宅でみた。

総括・感想としては、海外の愉快痛快児童文学が詰まってて楽しかった。
これは「チャーリーとチョコレート工場」よりも気分が良いものだったと思う。

なんだろう。ウォンカがあんまりブラックじゃなかったんだよな。
捻くれてない...人の親切で生きてきた(自称)ウィリー・ウォンカが冷たい現実を生きるヌードルと出会ってどんどんヌードルの心がワクワクしていく様が良いと感じれる児童文学だった。

やっぱ、お菓子と魔法と妖精(妖精...?)が現実に切り込みをいれて、他人との出会い・交歓で世界は変わるし、変わらない愛もあるっていう纏まりは大団円として非常に気持ちが良かった。おそらく子供の頃でも言語化できるくらいには、映像を観ている時に困ることがなかった。
個人的に映像に困りがちなところがあるから尚更...。

要所に挟まれる様子のおかしいハッピー⭐︎ミュージカルとか、全ての登場人物にあるマヌケな愛嬌とか、画面の華やかさと暗さの比較とか。わかりやすくてほんとに助かった。
あ、「しごでき ウィリーウォンカ」と「しごでき ヌードル」の方向性の違いも、ワクワクを刺激されておもろかったな。
これ、海外児童文学の「俺つえー」いいよな〜。海外児童文学のチートコンテンツってなんかオシャレなんだよな。
非日常と日常の折衷が非常に上手いというか...。

あと、ママの形見のチョコレートだけが、私達の知るチョコレートだったのも良かったな。
板チョコって、このコンテンツは多分形見以外一度も出てこなかった。(はず)
わかりやすい。現実の温かみの象徴として、鑑賞者に一番馴染みのあるもので締めたのすごいベタの喜びがあった。ベタって喜びだし。

と、いう感じで。
児童文学のハッピー・スカッとジャパン(?)を楽しんでたガキ私の気持ちも思い出したコンテンツだった。
子供の頃好んで何度も読んでた海外児童文学はこの系統だったと思う。マチルダとか、ロッタちゃんとか、スパイガールとか...(多分)

チョコレート工場シリーズも読むか〜。という気持ちになれた。ちょっと映像よりも原作の方を思う、なんかそんなコンテンツだったな。
はる

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