きくらげ

黄龍の村のきくらげのネタバレレビュー・内容・結末

黄龍の村(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

8人の若者が迷い込んだ村は残酷な因習に囚われた奇怪な場所で……という陰惨で胸糞悪い、人が怖い系ホラー映画。

からのバチバチ肉弾戦アクション映画というギャップが楽しいタイプの作品。いや〜タイトルとジャケット写真に見事に騙された。
重めの後味悪いやつだなと決め込んで気合いを入れて観ていたが、序盤から「人殺した〜」とか冗談言ってた陰キャの一人は絶対本当に殺してるヤベーやつなんだなとは思ったし、陽キャ4人だけが全員ハッキリ殺されたところでちょっとおかしいかも?と思い、陽キャを偲ぶような思い出回想ビデオがもしかしてこういう展開をおちょくってるのか?と半笑いになり、村人が銃で緑ジャージをつつき始めたらもう「あっ、これ陰キャ側が…」とピンときてその瞬間から因習村の村人を皆殺しにするアクション映画が始まる。
前半後半でパッキリとジャンルが変わる映画ではあるが、おそらくはホラー映画やホラーコメディ、ホラー風アクションみたいなジャンルをよく観る人に対しては勘付く導線が敷かれているのかなとも思った。

面白かったがなにぶん規模が小さく映画一本観たぜ!!感は薄い。ステゴロアクションは見応えがあるが、敵キャラごとにもう少し違いが欲しい。刀使いはお前刀使わないんかい、と拍子抜けした。パンチの瞬間のスローモーションも重みがなくて(わざとかもしれないが)ちょっとコント感が強くしらける。
おびんたわら様の重量感ある戦いが一番好きだった。

おびんたわら様は可哀想だなとちょっとだけ思っていたのでCパートのオチも良きかな。
見た目と裏腹に、あまり気合を入れずサクッと楽しめる作品だった。
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